東雲水辺公園トイレ棟
株式会社彰国社 『ディテール』188号に掲載
所在地 | 東京都江東区 |
---|
自然光を取り入れた安全で清潔な公衆トイレ
公衆トイレの設計で最優先課題は安全性である。街の再開発団地公園の無人トイレに、それが期待できるのは、周辺の人や通行人、清掃者の人の目である。また見通しがよく明るいことが必要になる。このトイレでは、排泄と直接関係する場所以外は内外見通すことが可能で、街にやさしくたたずむ形にしたいと考えた。外壁を曲面にし、木ルーバーを全面に使用することで、昼は親しみやすい場として、夜は行灯効果をねらっている。死角のない、明るい場所にする目標は、内部にも徹底し、個室ブースの1面は光庭に面し、そこを不透明のガラスブロックを使用して自然光が入るようにした。また、安全性のために出入り口は2ヶ所あり、犯罪にあったときでも逃げやすいレイアウトにした。
小林純子「東雲水辺公園 公衆トイレ」『ディテール』188号,p.71
公衆トイレの設計で最優先課題は安全性である。街の再開発団地公園の無人トイレに、それが期待できるのは、周辺の人や通行人、清掃者の人の目である。また見通しがよく明るいことが必要になる。このトイレでは、排泄と直接関係する場所以外は内外見通すことが可能で、街にやさしくたたずむ形にしたいと考えた。外壁を曲面にし、木ルーバーを全面に使用することで、昼は親しみやすい場として、夜は行灯効果をねらっている。死角のない、明るい場所にする目標は、内部にも徹底し、個室ブースの1面は光庭に面し、そこを不透明のガラスブロックを使用して自然光が入るようにした。また、安全性のために出入り口は2ヶ所あり、犯罪にあったときでも逃げやすいレイアウトにした。
小林純子「東雲水辺公園 公衆トイレ」『ディテール』188号,p.71